新宿・大木戸矢部

新宿花園町「大木戸矢部」

いわゆる割烹料理屋ですが、しめの「そば」が有名。
冬場の主役は「ふぐ」ですが、店主の守備範囲は広く、
まるで「○○の店」という限定を拒んでいるかのよう。



新宿御苑の駅から、靖国通りの方に少し入った裏路地。
まったく目立たない場所にその店はあります。
上質の食材をそろえて、値段も決して安くない。
が、ほとんど常連の客でいつも満卓なのです。


ちょっとしたブログ風の日記などが載っていたり、
お店の予約状況が毎日更新される、やる気満々の
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いずれも甲乙付けがたい「おまかせ」の中で、
今日の白眉はなんと言っても秋刀魚でした。

とても早口でわかりにくい店主の説明によると、
背中から開いて焼いて骨を抜き、そのまわりの
身や内臓を再び戻すという、手間のかかる一品。
抜いた骨もカリカリに焼いて横に添えられます。
ニシンかと思ったほどの大きな切り身は味も絶品で、
ブリ照りも松茸もすっかり脇役に徹していました。


そして、最後にお楽しみのおそば。

絶対に思いこみなのですが・・
そばが元々植物だったことを思い出させるほど
「シャキシャキッ」と音がするような歯ごたえ。
サッパリとしていくらでも食べられるので、
はからずもお代わりまでしてしまいました
今夜もごちそうさまでした。