谷中・鳥よしふたたび

Tさんのとっておき。
下町らしく店主の最近の趣味は「勘亭流」。
店の壁に掲げられるメニューや、
トイレの中によくある人生訓など
稽古中の成果がはりめぐらされる。


のれそれ
のれそれはアナゴなどの稚魚。
平たく長く半透明でくずきりみたい。



ふきのとう味噌
新潟から産直。春季限定品。



店名から焼鳥屋をイメージしたらそうではない。
オールラウンドにうまいモノを提供する居酒屋。
店主はそもそも、銀座のすし屋で修行したとか。


しめ鯖
タップリしてうまい。



たこ刺し
これもおおぶりだぞ。



レバ刺し
あやうく見逃すところでした。
こんなものもちゃんとある。



部長がいつもの夢を語りだす。
「こんな店が近所にあったらどんなにいいか。
銭湯に行って帰りに一杯やってると
そのうちカミサンが迎えに来て・・。」なんて。


近所にあればもちろん最高ですが、
せめて電車で一駅くらいのところに
こんな気兼ねない店があって欲しいものです。


あじ南蛮漬け
絶妙の味付け。



鳥砂肝
もちろん焼鳥もやっている。
ほかにぼんじりや白レバーなど。



かにおこわむし
しめはこのおこわむし。
手前がかにで奥がうなぎ。
おなか一杯でも食べずにいられない。



このあたりは、落語家の5代目古今亭志ん生や、
その長男の馬生が好んで住んだ土地として知られます。
店主もその家のあったところを細かく説明してくれました。


谷中の商店街や近所の街並みを見ていると、
自分が落語の中にいるかのような懐かしさを感じます。
その懐かしさのために、また来たいと思うのかも。


「谷中・鳥よし」
店主手作りのHPはこちら
電話03−3823−6298