麻布十番・うずら

「最近サボってんじゃない?」
「店のラインナップも普通!」
気楽なブログのつもりだったが、そう言われると・・。
最近の悪評を払拭する起死回生の一発として。



私自身、およそ3年ぶりの麻布十番うずら」。
「かにくじらふぐ」とだけ書かれた看板に、
間口2間の玄関は、飛込みでは正直入りづらい。
しかも予約でいっぱいの日は、堂々と準備中の札が下がる。


枝豆
かたすぎず、やわらかすぎず、完璧なゆで加減。
お通しの枝豆なのにあまりうまくておかわりした。



ゆりね
卵とじのスープで出てきた。
結構しっかりした味でうまい。



10人でいっぱいの店をご主人とおかみさんで仕切る。
中の雰囲気は普通の居酒屋。テレビもついている。
誰が見つけたのか知らないが、芸能関係者が多い。
板書されたおすすめの中から、お刺身を発注する。



たこぶつとまぐろの中落ち
5人前が大皿に山盛り。圧倒的な迫力。
大きめに切った海苔で巻いて食べる。



くじらベーコン
をたのんでみたら、出てきたのは
さらし(脂身のしぼりかすらしい)
かしら(でかいけどどの辺だろう)
さえずり(いわゆるタンである)
そして
ベーコン(7割を脂身が占める)


さらしは酢味噌で。ふわふわの食感。
他はからしをつけてネギと醤油で。
食べ方まで提案するのがうずら流だが、
言われたとおりにするのが一番うまい。
めちゃめちゃ酒が進む珍味のオンパレード。



はりはり鍋
そして本日のメーンイベント。
塩胡椒と片栗粉で下ごしらえし、湯引きしたくじら肉。
ボールからあふれるくらいの新鮮な水菜。



かつおだしのスープは、生姜がきいている。
中に細く切った油揚げとさえずりらしき脂身。
そこへさっきのくじら肉と水菜をドカっと入れる。



ヒタヒタになったらすぐ食べる。
そのために肉も水菜も全部は入れない。
あまり煮過ぎるとおかみさんに怒られる(らしい)。


スープと生姜と胡椒と油揚げとくじらと水菜が
はじめて口の中で一緒になる。
これはうまい。


しめはうどんかごはんの選択。
ごはんにサッとブラックペッパーをふる。
そこへ鍋のだしと具を多めにかけて食べる。
これもうまい。


ゴールデンキウイ
最近たまに見かける黄色味がかったキウイ。
すっぱさがくじらの脂をサッと洗い流す。



5人だったので焼酎は2本入った。
ちょっとドキドキしたが、一人9000円でおさまる。
しょっちゅう食べるものではないが、
知ってると自慢できる、隠れた名店。


今日は子供の遠足でデジカメを奪われた。
ケータイでしか撮れなかったのが残念。
うずら
電話03−3451−0385