赤坂・まるしげ夢葉家

「安倍首相辞意表明へ」のニュース。
あわてて頭ネタを書き変えました。
それにしても唐突かつ無責任な辞任劇。
一報を聞く街頭のリアクションが笑える。


「全国居酒屋紀行」という人気番組が
旅チャンネルで放送されているらしい。
居酒屋通で鳴らす人々が数多く集まる
この番組の打ち上げが先日行われた。
その会場が「まるしげ夢葉家」だったのだ。


むむ。居酒屋の専門家が集まる飲み会で
会場に選ばれる「まるしげ」は、本物に違いない。



50〜60人収容できそうな広いスペース。
6時に入ったがアッという間に満員になる。
ほとんどが赤坂のサラリーマンやOL風。
「サラリーマンの聖地」と呼ばれる所以だ。


麦焼酎 八重桜
ぐるなびのクーポンでボトル半額。
(10月31日まで、現金のみ)
刺身盛り合わせ半額とのチョイスだが
酒飲みぞろいで無条件にこちらを選ぶ。


本日の趣旨は、S賀ちゃんの送別会だ。
来年3月には、TBSの前に建設中の
「赤坂ビズタワー」に会社ごと戻って来る。
昼飯でバッタリなんてことになりそうである。


東京・早稲田暮らしも長くなったコテコテの関西人。
奥様も同じ会社だが、こちらは逗子出身の関東人。
ご自宅のほうも引越しを考えているそうだが、
「今は高いので買うべきでない。」と忠告した。
余計なお世話だったかも知れない。


青唐辛子の冷奴
ピリ辛で酒にあう。



キャベツとスモークチキンのサラダ
何気ないメニューだがおいしい。



刺身盛り合わせ
かわはぎ、金目鯛、しめ鯖。
しめ鯖をからし醤油でいただく。
くさみをおさえてグッと食べやすくなる。
くさみが好きだと言う人にはお勧めしない。



ほっぺの丸焼き
どうやら当店の名物料理らしい。
豚のほっぺということはカシラ。
噛むと肉汁がギュッとしみでる。



部長が力説する。
「人間45歳を過ぎたら、60まで持って行くものと
途中で捨てるものとを選別し始めなければならない。」
会社と家庭、仕事と趣味、そして人間関係・・。
「サラリーマンの聖地」に似合うオヤジトーク炸裂。


焼きなす冷やし
冷やすのに時間をかけているのか。
最初にたのんだものが今出てきた。
よく冷えていてうまい。



チーズと明太子のオムレツ
ふわふわの食感。



牛すじ煮込み
スープはわりと澄んでいる。
多分これも名物なのだろう。
その理由は後でわかる。



芋焼酎 寿
焼酎も2本目になっていい感じ。


美術制作部のS木くんが饒舌になってきた。
「人間、最後まで裏切らないのは味覚である。
本や音楽は全く感動しなくなることがあるが、
食べたり飲んだりして何も感じないことはない。」


しかし、いい映画を見て感動するセンスは
なぜか最近特に研ぎ澄まされているそうで、
毎晩DVDを見て号泣しているらしい。


ちなみに最近見たタイトルを聞くと、
ホテル・ルワンダ」ふむふむ。
「ワンス・アポンナ・タイム・イン・アメリカ」ん?


メリル・ストリーブとレニー・ゼルウィガー
「母の眠り」は相当泣けると、絶賛していた。
980円でコストパフォーマンスも最高だと。


ゴーヤチャンプルー
とにかくレパートリーは幅広く、
洋食やイタリアン風のメニューもある。



牛タンの唐揚げ
小さく切ってサッと揚げてある。



牛すじのカレー
これはうまい。
あまった煮込みを使った、まかないと思われる。
うまいので店に出して、評判を呼んだのだろう。



「サラリーマンの聖地」の客は声がでかい。
店全体にサラリーマンの主張が乱れ飛ぶが、
よく聞いてみると小さな自慢話だったりする。


「2980円や1500円で買ったDVDが
980円で売っていたりするとかなり悲しい。」
我々もいよいよ救いようのないセコい話題に・・。


飲んで食べて5人で23,900円。
赤坂という立地を考えれば許せるお値段。
まるしげ夢葉家
03−3224−1810