自由が丘・とよ田

去り行く秋を惜しみ、紅葉を愛でる。
11月初旬の軽井沢、雲場池
夏場を上回るほどの人出でした。


さて、自由が丘のから揚げ「とよ田」である。
会社のA先輩が常連で、頼んで予約してもらった。
まず、自由が丘に行くのがいつ以来か思い出せない。
慣れない道を、地図を頼りに駅から2、3分歩く。
雑居ビルの一階廊下の奥、異様にわかりにくい立地。



6、7人のカウンターと小さな座敷がある。
今日は5人で押しかけて座敷を占拠した。
いつも行列で、なかなか入れない人気店で、
予約は5時半までに入店しなければならない。


お通し
オニオンスライスである。
うずらの卵をかけて食べる。



おしんこ
浅漬けと古漬け。
違いがわかっていただけますか。
おしんこにも気合が感じられる。




砂肝と、手羽とももと、おしんこしかない。
他のおつまみはない。ご飯ものも何もない。
長い間ぶれないことがやがてパワーになる。
メニューはこれだけでも行列はできるのだ。


砂肝
栗ではない。
ザルに乗った砂肝を見るのは初めてだ。
コリコリするが、やわらかくてうまい。



手羽
羽のつけ根と思ったら意外にでかい。
手羽って羽のつけ根じゃないの?」
「羽のつけ根は手羽先と言うんです。」
店の若奥さんに当然の指摘をされる。
細かい骨はポリポリ食べられる。



愛読するブログ「居酒屋礼賛」にも載っていた。
カウンターから調理の様子がよく見えたらしく、
実況中継風につぶさに書かれている。


まず、ひな鳥を左右に真っ二つに分ける。
次にそれぞれを上半身、下半身に分ける。
その上半身が手羽、下半身がももになる。
手羽とももをセットで食べれば、
ひな鳥半分食べたことになるのだ。


確かに、手羽とももを5つ頼んだら、
まず手羽3つともも2つが出てきて、
次に手羽2つともも3つが出てきた。
手羽だけ5つ作るのは難しいはずだ。


もも
何もつけずに揚げる、いわゆる素揚げ。
しっかりと揚がっていて油っこくない。



スープ
最後にこれが出てくる。
サッパリと落ち着く味。
「鳥重」のスープとは対極をなす。



男5人でわいわい騒いでいたら、
「待っている方がいるので・・。」
と追い出された。
外に出たら、10人位の行列が・・。


それにしてもまだ8時である。
この辺に明るいA先輩について2軒目へ。
ウロウロしてみると、自由が丘の街は
夜も結構にぎわっている。


先輩は「腹が減ってたらもんじゃ焼き?」
「さすがにここからもんじゃはつらい。」
三軒茶屋のT田さんは「カラオケは?」
「T田さん、歌い出したら止まらないから。」


幅広い選択肢の中で悩んだ末、普通のバーに。
中に入ったらワインがとても充実していて、
アッという間に3本あいてしまった。


話はなぜか「最後の晩餐」の話題に。
死ぬ前、最後に食べるなら何がいい。
T田さんは定番の「ご飯と味噌汁」
私は何気なく「やっぱ寿司かな?」
するとA先輩が「すきやばし次郎!」


寿司は寿司でも死ぬ前に食べるなら
断固「すきやばし次郎」なのだそうだ。
信じられないくらいうまいらしい。
先輩、次回はぜひ、
すきやばし次郎」でお願いします。


ひな鳥は飲んで食べて
5人で26,000円
とよ田
03−3723−7683