恵比寿・龍天門

「35歳すぎると羊水が腐る。」
倖田来未さんの不適切発言による
波紋が広がっている。


一部のスポンサーが、テレビCMや
雑誌広告などを差し控えることに。
一方で、PR活動を自粛していたアルバムは
騒動のあおりか、オリコン初登場1位を獲得。


さて、ウェスティンの中華「龍天門」である。
フレンチの「ジョエル・ロブション」(三ツ星)
カジュアルラインの「ラ・ターブル・ドゥ・
ジョエル・ロブション」(一ツ星)
ウェスティン鉄板焼き「恵比寿」(一ツ星)。


エリア内に星付きを3店舗有する
恵比寿ガーデンプレイスにあって
中華料理店の代表たる「龍天門」が
美味しくないわけはないのだ。



料理の豪華さもさることながら
黒塗りや金箔の家具、調度品が
贅沢に並べられた空間も見もの。



前菜
蒸し鶏、チャーシュー、ピータン、クラゲ。
特にチャーシューは脂がのってうまい。



中国の旧正月春節祭」の祝いにちなみ
縁起モノの飾り付けや特別メニューがある。
お年玉のサービスで好きな袋をひとつ選ぶ。
フォーチューン・クッキーのようなものか。



中をあけると「金が儲かり財を成す」
なんと威勢のいいおみくじだろう。
金貨が一枚入っていると思ったら
チョコレートだった。



旧正月お祝いの特別メニューの前菜は、
日本で言えばおせち料理のようなもの。
「お勧めはありますか?」と聞くと、
「是非にというものはありません。
あくまでも縁起モノですので・・。」
と、極めて正直な応対で好感が持てる。


紅白餅
これも旧正月のおまけ。
紅白には見えないが・・。



小龍包
普段、飲茶は昼しか出していないので、
後輩が予約の時にわざわざ頼んでおいたという。
軽い気持ちでスタッフに確認してみたら、
「品数は少ないですが、夜もやってます。」だと。



広東白菜のXO醤
広東名物の一つ土鍋煮は
甘辛く日本人の舌に合う。



鴨のロースト
「こちらも名物なので是非頼むべし。」
先ほどの、飲茶と同じ情報源だったので
どうかと思ったが、確かにうまかった。
一つひとつのポーションが極小である。



北京ダック
これもひとり一切れ。
鴨も悪くなかったが、
北京ダックの安定感に勝るものなし。



銀ムツの蒸しもの
別名「メロ」とも呼ばれる。
身は透き通るように白く
ホロホロととろける食感。
白身のトロと言ってもいい。



鶏肉黒豆ソース
こちらはこってり濃い味。
お店の方のお勧めに従うと
さすがにバランスのいいメニュー。



香港裏町風焼きそば
そういうタイトルなのである。
野菜ときのこがたっぷり。
そばは極細で量も少ない。
庶民的でなじみやすい味わい。
それが「裏町風」の名前の由来か。



杏仁豆腐
ほどほどにミルキーだが濃厚すぎず
どちらかと言うとあっさりしている。
天井の照明が映っているのはご愛嬌。



「ホテルの中華料理の最大のメリットは
ワインリストが充実していることですぜ。」
後輩がまた調子よく言うので、
充実したワインリストの中から
安くてうまいものを選んで飲む。
白1、赤1プラスグラスで一杯。


私がブログ用に写真を撮るとわかると、
取り分ける前に目の前に持ってくる。
接客の細やかさはさすが。
値段は推して知るべし。
龍天門
03−5423−7787