西麻布・紅月

男子テニス、デリルレービーチ国際選手権で、
日本の錦織圭選手が18歳の若さで優勝した。
またまたワイドショーに格好のキャラ登場だ。
「○○王子」のニックネームは誰がつけるか?


さて西麻布のおしゃれな豚しゃぶ「紅月」である。
交差点から、外苑西通りを広尾方向に1ブロック、
通りに面して不夜城のごとき妖しい光を放つ外観。
これが豚しゃぶ屋であることを誰が予想できよう。



店内はとても広く、テーブルや個室などさまざま。
いかにも「西麻布」といったセンスのいい内装で
業界人の会食や、合コン対応に重宝しそうである。


銀杏素揚げ
色も鮮やかな銀杏。
ちょうどいい塩加減。



本鮪とアボガドのハリハリサラダ
鮪とアボガドと水菜と揚げたネギ(?)
混ざり合う食感がいい。



ひらめのカルパッチョ
皿が透明なので、薄造りが目立たない。



白魚のかきあげ
予想外の量。
豪快にかぶりつく。



久しぶりに会う業界の皆様。
男2人女2人。平均41歳。
4人のうち3人がバツイチ。
4人のうち2人が中途入社。


それぞれの人生があまりにも内容豊富で
ダイジェスト版で聞いても時間がかかる。
思わず、しゃぶしゃぶするのも忘れて
身の上話に熱中してしまったり・・。



しゃぶしゃぶの前のデモンストレーション。
ポン酢とゴマだれのほかに塩でいただくと。
味や製法、産地等なんと16種類もあって、
その中から6種類まで選べるという。
6種類選ぶって、ひとつ選ぶより大変かも。



私が選んだのは・・
雪塩     パウダー状のきれいな塩。沖縄産。
シソ塩    文字通りシソ入り
七味塩    確かに辛い。
昆布塩    淡い緑色できれい。
リアルソルト ソルトレイクシティー産。
シチリア塩  イタリア産


豚しゃぶ
豚は沖縄産の紅豚。
独自の飼料で長い期間をかけ
限定的に育てられた高級品種。
歯ごたえのある赤身と
サッパリとした脂身とのバランスが売り。



紅豚盛り合わせ2人前、
黒毛和牛サーロイン1人前
紅豚つくね1人前、野菜1人前。



お肉を一枚一枚丸める手間も大変そうだ。
最後にきしめんをいただいておなか一杯。


と思ったら約1名(女性)、
「身の上話に熱中しすぎて
ほとんど食べられなかった。
ご飯ものをたのんでもいいか。」だと。


「海鮮のどんぶりなどいかがでしょう。
メニューには書いてありませんが、
できるかどうか厨房に聞いてみます。」
とスタッフの一言。


海鮮どんぶり
中トロ、大トロ、ひらめ、うに、いくら。
それに大ぶりの自然生卵をかけていただく。
あまりの豪華さにみんなで一口ずつもらう。
どんな悲しい身の上話も吹っ飛ぶうまさだ。



しゃべりすぎて海鮮丼を別発注した彼女は
合コンで知り合った7歳年下の男の子と
来週2人でデートをする約束があるとか。
健闘をお祈りするばかりである。


塩と豚しゃぶのくだりは座もつ。
コースは高めの料金設定なので
しゃぶしゃぶだけおさえて
ほかはアラカルトでいいかも。
紅月
03−5571−0141