麻布十番・とらくまもぐら

関ジャニ∞」コンサート中の横浜アリーナ
昨夜、突然天井の石膏ボードの一部が落下し、
会社員女性2人が軽い怪我をする事故があった。


複数の目撃者が、
「天井に開いた穴から人の足が見えた。」
と話しているとの情報もあり、警察では
建造物不法侵入の疑いもあるとしている。
これって天井裏に人がいたってこと?


さて、麻布十番和食屋「とらくまもぐら」である。
もともとは福岡「たらふくまんま」の麻布十番支店。
料理長の三宮氏が「福わうち」に移ったのを契機に
内装などはそのままに「とらくまもぐら」という
不思議な名前に変わったらしい。



麻布十番の中でも奥まったわかりにくい場所にあり、
ビルの半地下にある黒くて重い扉を開けて中に入る。
一見でフラッと寄ることは絶対に出来ない門構えだ。


ガラスケースの中にとれたての新鮮な魚たち。
毎日福岡から空輸するという。
手前はのどぐろ、奥はきんき。
のどぐろは対馬でとれたもの、
きんきは北海道産を一度福岡に送って東京へ。



ごまさば
誰もがたのむ当店の名物。
さばをつけだれにつけて
ごまと海苔とネギをたっぷりと。
アペタイザーにぴったり。



7時30分だと広い店内に私たち(2人)だけ。
スタッフが私たちをジッと見ている気がする。
何気なくごまさばを食べようとしたら、
あわててスタッフのひとりがすっ飛んできた。


何事かと思ったら、
「下の方につけだれがありますから、
よく混ぜて召し上がってください。」だと。
念入りに混ぜていただくと確かにおいしい。


いいだこ
甘めに煮付けたいいだこ。



からしが横についていたので
とり皿に醤油を入れようとしたら
またスタッフがすっ飛んできた。


「いいだこは十分に味がついてますから、
ぜひそのままで召し上がってください。」だと。
そのままいただいたら確かにおいしい。


8時をまわるころには店は満席になった。
一番多いのはカップルだ。
隣は彼女のバースデー祝いでいい雰囲気。
反対側の隣には昔から知っている業界人。


居酒屋然としたたたずまいのわりに
しっかりした料理を出し、
しっかりした値段をとる。
安い店はたくさんあるのに昔から人気。


入り口の入りにくさに象徴されるように
独特の家庭的かつ閉鎖的な雰囲気もある。
それを心地よいと思う客に支えられている。


なすそぼろ煮
何気ないものもおいしい。



肉じゃが
いくつかのメニューは
大皿でカウンターに並んでいる
その中から一番うまそうなものを選んだ。



きんきの煮付け
本日のメインディッシュ。
お店も自信の一品である。
もはや身が煮汁に溶け込まんばかり。
トロトロに煮込まれていておいしい。



ブログや口コミを見ると
否定的な意見の大半は値段が高いこと。
味自体に文句を言っている人はいない。


もちろんコストパフォーマンスも大事だが、
たたずまいに比べて高いというだけで
そこまで評価を下げる店ではないと思う。


酒は一番安かった二階堂の
4合入りのデカンタを2本。
しめてふたりで21,000円
高いとみるか安いとみるか。
一度お試しあれ。
とらくまもぐら
03−5441−2511