恵比寿・福笑

泉谷しげるさんが還暦の誕生日を迎え
昨日都内で記念のライブを行った。
同日の会見で10月のアルバム発売と
オールナイトライブの計画を発表した。


泉谷さんは今年ポニーキャニオンに移籍し、
アーティストとしての活動を再開している。


さて、恵比寿の宮崎料理「福笑」である。
たまたま2軒続けて看板のない店である。
恵比寿駅近くのマンションの玄関で
表札を見て501号室を呼び出すと
マンションのオートロックが開かれる。



マンションの一室をイメージしたら
店内は意外に広く40人くらい入る。
客の年齢層は恵比寿らしくやや若い。
業界人やタレントも見かけると聞く。


中2階風の高い所に半個室があって
他の客からよく見えなくなっている。
確かに有名人には使いやすそうだ。


おいしいトマト
という名前のトマト。
小ぶりだが異様に甘い。
これをうまいと言う人もいれば
トマトらしくないと言う人もいる。



刺身盛り合わせ
奥から時計回りに
サザエ、イシダイ、しめ鯖、ヒラメ、
本マグロ、真鯛アオリイカ、ヒラマサ。


お店の人が順番どおりにメモしてくれた。
最近物覚えが悪いのでメモは必須である。



海かめの刺身
和歌山出身のミッチーさんが
「地元ではいつも食べていたが
東京ではあまり見かけない。」と。


すっぽんみたいなものかと言うと
そうでもない。
どちらかと言うと馬刺しに似て
けものの味がする。
特に臭みはないが生姜醤油で。



馬刺し
言っているそばから馬刺しが来た。
それにしても素晴らしい霜降りだ。
陳腐だが本当に舌の上で溶ける。



宮崎地鶏炭火焼き
東国原知事の大活躍で
すっかり浸透した地鶏。
おなじみ柚子胡椒をたっぷり。



わさびのしょうゆ漬け
わさび漬けではない。
わさび自体をしょうゆに漬け輪切りに。
酒に合う珍味。かなり辛い。



炙り盛り合わせ
ホタルイカ、ししゃも、ギラ。
ギラはヒイラギなどとも呼ばれる
薄くて小さなお魚。


名前の由来はキラキラ光るから。
炙ると意外なほど脂がしたたる。



酒は日本酒も焼酎も種類は多い。
ワインのようにラベルを丁寧に
アルバムに貼り付けてある。
それを見ながら次の酒を決める。


サーロインステーキ
メニューに4500円とあったので
結構な分量かと思ったら
こぢんまりとした盛り付け。
聞けば100グラムだと言う。



100グラム4500円?
1切れ2センチ四方である。
7切れだから1切れ650円?
食べる前から物議をかもす。


食べるとトロトロ。
見事なサーロイン。
一瞬でなくなった。


冷汁
これをいただかないことには。
麦飯に冷めた味噌汁をぶっかけた。
と思われがちだが、
独特の胡麻の風味を出すために
相当に手間がかかっているらしい。
かに味噌や魚のいやな感じがない。



以前はもう少しクローズドな
知る人ぞ知る店だったと思う。
玄関の表札もなかったのでは?


いつの間にか口コミが広まり
誰でも入れる人気店になった。
人気が出ることはいいことだが
当然レア感は失われてしまった。


酒は豊富だし食べ物もうまいが
時折出るママの軽口が少し余計。
ひとり1万円見当。
福笑
03−3713−5461