麻布十番・うずらふたたび

川田亜子アナの話題でもちきりだ。
衝撃のニュースから一夜明けて
各所から死を悼む声が寄せられた。
本人のブログにもコメントが殺到し
現在は掲載が止められているという。


ochy日記はほぼ2週間ぶりの更新。
サボっている間もアクセス数は急上昇。
なんと1日700件を超える日もある。


不思議に思ってリンク元を調べてみると、
どうやらニューハーフのはるな愛ちゃん。
三茶でご一緒したときの記事が検索されている。
テレビ出演急増で思わぬ愛ちゃん効果なのだ。


さて麻布十番の「うずら」である。
前回はデジカメをこどもに奪われ
やむを得ずケータイで対応した。
以来ずっと気がかりで、ついに再訪した。


人通りのあまり多くない一帯にある。
看板には「かにくじらふぐ」とある。
予約で満席の日は、営業していても
「準備中」の札が堂々と掲げられる。



10人でいっぱいの店をご主人とおかみさんで仕切る。
中の雰囲気は普通の居酒屋。テレビもついている。
誰が見つけたのか知らないが、芸能関係者が多い。


たこぶつとトロの盛り合わせ
大きめに切った海苔を巻いていただく。
前回「たこぶつと中落ち」がうまかった。
「中落ち」の代わりに「トロ」になったが
海苔を巻くと素朴な味わいでうまい。



くじらベーコン盛り合わせ
真ん中の白いのが
さらし(脂身のしぼりかすらしい)。
手前の赤身は刺身。
左奥がさえずり(いわゆるタン)。
右奥がベーコン(7割を脂身が占める)。



さらしは酢味噌で。
ふわふわの食感。
さえずりはしょうが醤油で。
ベーコンはからしをつけてネギと醤油で。
刺身はお好きな食べ方で。


食べ方まで提案するのがうずら流だが、
言われたとおりにするのが一番うまい。
めちゃめちゃ酒が進む珍味のオンパレード。


はりはり鍋
そして本日のメーンイベント。
塩胡椒と片栗粉で下ごしらえし、
湯引きしたくじら肉。
ボールからあふれるほどの新鮮な水菜。



かつおだしのスープは、生姜がきいている。
中に細く切った油揚げとさえずりらしき脂身。
そこへさっきのくじら肉と水菜をドカっと入れる。



ヒタヒタになったらすぐ食べる。
そのために肉も水菜も全部は入れない。
あまり煮過ぎるとおかみさんに怒られる(らしい)。


スープと生姜と胡椒と油揚げとくじらと水菜が
はじめて口の中で一緒になる。
これはうまい。


しめはうどんかごはんか、
はりはり鍋のお茶漬け風かの選択。
迷わずお茶漬け風をお願いする。


ごはんにサッとブラックペッパーをふる。
そこへ鍋のだしと具を多めにかけて食べる。
これもうまい。



もともと鍋のくじら肉も、
塩胡椒がたっぷりかかっている。
鍋のだし汁も生姜の風味が利いている。
ご飯にブラックペッパーをふることで
ピリっとした辛さに一貫性が出るのだ。


ゴールデンキウイ
おなじみのデザート
サッパリとしかも甘い。



胡麻焼酎の「紅乙女」を一本。
5人で47000円。
決して安くはないが
特別な気分になれる。


知ってると自慢できる、隠れた名店。
うずら
03−3451−0385