目黒・ランテルナ・マジカ

サッカーEURO2008予選リーグ
死の組と言われた激戦のグループCで
イタリアがフランスを降しベスト8に。
宿敵を破って勢いに乗るかアズーリ


そんなわけで久々のイタリアン。
トラットリア・デッラ・ランテルナ・マジカである。
舌をかみそうな長い名前だ。


長い名前と言えば
中目黒の超高級イタリアン
フォリオリーナ・デッラ・ポルタ・フォルトゥーナも長い。
いつか行ってみたいものだ。


目黒駅から徒歩5分、家からも徒歩5分。
住宅街の真ん中にあって気になっていた。
なかなか予約が取れないとも聞いていたが
今回は10日前の電話で6人の席をゲット。



目黒プラザという古い大きいマンション、
その裏の道に本当にひっそり建っている。
なぜここに店を開いたのか聞きたくなる。


中に入ると意外に奥が深く入り組んでいる。
テーブルは満席で客達が大声で話している。
外の静寂がまるで嘘のようににぎわっている。
こんな不便な場所に一体どこから来たのか。


前菜盛り合わせ
ナス、ブロッコリ、芽キャベツ
白身の魚、オムレツ、カポナータなど。
スパークリングワインがすすむ。



花ズッキーニのフリット
本日のスペシャルから。
モッツァレラ・チーズが入っている。
コロモとズッキーニとチーズの
食感のタッチがついた繊細なメニュー。



ギアラの煮込み
こちらも本日のスペシャルから。
頻繁に登場する名物メニューだ。



トリッパ(牛の第3胃袋)はもはや定番だが、
ギアラ(第4胃袋)の煮込みは珍しいと思う。
イタリアンも肉の部位が多様化している。
ニッポンの焼肉屋とよく似た状況である。


濃厚なトマトソースと
柔らかいギアラの食感。
複雑な味わい。


パンにつけて食べる。
いくらでも食べられる。
初めカゴが空になるとすぐ入れてくれたが、
そのうちたのまないと入れてくれなくなる。


4回目におかわりをたのんだあたりで
「パンはいくら召し上がっても無料ですが
あまり食べ過ぎないほうがいいですよ。」
とやんわり怒られた。


パスタ
左からサマーポルチーニのリゾット
ミートソースのマルタリアーティ
カジキ鮪とカラスミフェットチーネ



「サマーポルチーニ」は初夏の旬。
店の目立つところにディスプレーされ
いろいろなメニューに使われていた。
塩加減もバッチリで本日最高の声。


店のスタッフは全員若い男の子。
満員のお客に対応して大わらわ。
ワインを注ぐタイミングが後手になる。
人数を増やさないのはコストのためか。


それでも料理やワインの知識は豊富で
質問するとしっかり答えて好感度高し。
分量のアドバイスも的確で頼りになる。


彼らのかもし出す雰囲気もあって
店には気取ったところが全くない。
上品でおしゃれなお客ばかりだが
あくまでもカジュアルなのに感心する。


子羊のソテー
じゃがいもとオリーブ添え
歯で噛み切れる柔らかさ。
意外に甘めの味付け。
じゃがいもとよく合ってうまい。



仔牛のカツレツミラノ風
ここまで結構食べたと思うが
せっかくなのでもう一品となり
定番のカツレツにチャレンジ。



3分の1に取り分けたもの。
もとはゾウリのようなカツレツ。
したがって厚みもありボリューミー。
でもおいしくてペロリとたいらげた。


リコッタチーズのタルト
10種類くらいのデザートから選ぶ。
おなかいっぱいなのに選んでしまう。
中味がしっかりつまったチーズタルト。
甘くなくてうまい。選んで良かった。



近所にこんな店を見つけるとうれしい。
今度はいつ来ようか、もう考えている。
本当は人に教えたくないくらいである。
出来たら日曜日に営業してほしいのと、
もう少し予約がとりやすくしてほしい。


ワイン2本。
料理もたっぷり。
パン4カゴ以上(無料)。
6人で40,000円。
これが大人気の秘密か。
トラットリア・デッラ・
ランテルナ・マジカ
03−6408−1488