新宿・らくがき

ヌーブラ・ヤッホー」のモエヤン
ヌーブラを封印するとブログで発表。
メーカーからお叱りを受けたためだと。
となると次の展開が大いに注目される。


さて、新宿の「らくがき」である。
西口線路脇「思い出横丁」である。
戦後間もない昭和21年ごろこの地に
衣類や日用品を売る露天が軒を並べた。



後にその多くが焼き鳥やもつ焼き屋になる。
平成11年の火事でその半分を消失したが
昭和の雰囲気を今に残す超貴重なエリアだ。


昔「しょんべん横丁」と言う人もいたが
さすがに最近は「思い出横丁」が主流に。


間口1間の店が肩を寄せ合って並んでいる。
古くからの店もあり、結構新しい店もある。
店の人も客も最近はアジア系外国人が多い。
ガイドブックに紹介されているのだろうか。



めざす「らくがき」は三代続く老舗である。
体操の弘道お兄さんの実家として知られる。
現在はお母様と弟さんが切り盛りしている。
店に飾られた等身大写真パネルが笑える。


コブクロ刺し
フレッシュなコブクロ
特製のにんにく味噌で。
この味噌味が癖になる。



レバ刺し
こちらも新鮮。
ゴマあぶらで。
「ゴマあぶら?」と聞かれた。
他に選択肢があるのだろうか?



客は10人も座ればいっぱいだ。
お母さんとお手伝いのおばさん。
カウンターの中で忙しそうに働く。
時間が早くて弟さんが来ていない。


「つくねは息子じゃないと出来ないの。」
注文に応えて申し訳なさそうなお母さん。
何か特別のノウハウがあるのだろうか。



ひとり客かふたり客。
三人以上は不向きだ。
やがて女性のひとり客が来た。


「お食事できませんけど。」
「えぇ、かまいませんよ。」
きっぱり言ってカウンターに座り
もつ焼きをたのんで無言で食う。
お姉さん、かっこいい!


豚トロ
いわゆるあぶら。
ものすごくジューシー。
と言ってもあぶらだが。
これもにんにく味噌で。
驚くほどよく合うのだ。



ハツ
何度も言うが私はハツ好きだ。
またまたにんにく味噌である。
またまた驚くほどよく合う。
思い出すだけで生唾を飲む。



ハツモト
大動脈。
管のような部位が
ちょっとグロテスク。



焼酎を2、3杯飲んで
もつを2、3本食べて
1時間もしないで帰る。
長居しないのが流儀だ。


ふたりで4000円あまり。
弘道お兄さんはいなかったが
そっくりのお母さんに会えた。
らくがき
03−3343−4054