神楽坂・おの寺

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さて、神楽坂の和食「おの寺」である。
同席者の都合で神楽坂界隈で店を探す。
ネットやグルメ本で評判がとても良い。
神楽坂通り沿いにありアクセスも良い。



ビルの4階の小さな店の中には
カウンターと小上がりがひとつ。
カウンターはすでに満席である。


狭くてもキリッと引き締まった空間。
店の雰囲気は明るくまた見通し良く、
どこからでも店主と直に話ができる。
コンセプトが店の造りにあらわれる。


先付
丸茄子揚げ浸しと
穴子ととろろ。
サッパリと上品なスターター。



私はうまいと思ったが
同席した上司は
「やや一体感に欠ける」と手厳しい。
以後「一体感」が今日のテーマに。


ビールのあとは「すず音」
少し濁った発泡の日本酒。
夏はこんな酒もまた良い。



お造り
左が平政、右がいしなぎ
いしなぎはすずき科の魚。
小口なら刺身にも向く。
魚は毎日萩沖から直送。



お椀
鱧と茗荷。
独特のプリプリの食感。
葱とゴマが利いている。
夏を感じる一品。



店の中はいつもにぎやか。
食うより話す時間が長い。
店主のねらいどおりである。


食材のこと、季節のこと、
仕事のこと、生活のこと。
店主もそこに割り込んで
カウンターの中と外で会話が弾む。


焼き物
生麩田楽。
粟とよもぎの二色。
お菓子のような焼き物。



煮物
冬瓜かにあんかけ。
しいたけとえのきだけ。
そしてたっぷりの葱。
「一体感」も上々だ。



酢の物
まぐろのづけと酒盗
塩分取りすぎである。
わかっちゃいるけど。
ダメ押しのように酒がすすむ。



蒸し物
桜えびと生のりの茶碗蒸し。
見た目にもおいしい一品だ。
そのわりにピンボケで陳謝。



ご飯物
瀬つき鯵の炊き込みご飯。
こちらの名物料理である。


「瀬つき鯵」とは・・
山口県日本海側で獲れる鯵のブランド。
回遊性ではなく、えさの豊富な岩礁に住み
ふっくらとして脂がのっていると言われる。
お姉さんと土鍋とのご機嫌なツーショット。



鯵のひらきを軽く炙り
ご飯にのせて炊き込む。
出来上がったら身をほぐして
もう一度ご飯と混ぜ合わせる。
「一体感」においてこれは完璧。



「美味しいより楽しんでほしい。」
店主の目指すものは明快である。
このコースでなんと6,800円
午後9時半以降はアラカルトでも。


今月23日からほおづき市
同じく25日から阿波踊り
神楽坂の夏が本格化する。
安価に神楽坂気分のとき。
おの寺
03−3260−2066