目黒・ランテルナ・マジカ再訪

話題の女子大生ニューハーフ
椿姫彩菜さんが24歳になった。
自身のブログで抱負を語っている。


「今の状況に甘んじず。
常に向上心を忘れず。
生かされている感謝を忘れず。」
いやはや頭がさがります。


さて、目黒の長い名前のイタリアンである。
トラットリア・デッラ・ランテルナ・マジカ。
ブログを見て是非連れて行けと
「豚ちゃん天使」さんにせがまれ
1ヶ月も経たずに再訪してしまった。



ひと頃より日が短くなりかけた夜7時。
前回はこの時点で満員の盛況だったが
中に入ると、今日は意外にすいている。
たまにはこんな日もあるのかと。


レギュラーメニューもとても魅力的だが
今日のおすすめを黒板で披露されると
どうしてもそこから選びたくなる。
流暢なイタリア語の説明ももっともらしい。


Testa in Cassetta
豚の顔肉のゼラチン仕立て。
煮こごりだと思ってもらえば。



顔肉ということはカシラである。
脂身とゼラチンのとり合わせ。
さらに野菜の風味が重なる。
ホアホアにやわらかい食感。
好きな人にはたまらない珍味。


Insalata Caprese
水牛のモッツァレラチーズ
トマトのカプリ風サラダ。
いわゆるカプレーゼ。



「チーズは昨日ナポリから空輸されました。」
そう聞かされては食べないわけに行かない。
フレッシュでかつ濃厚なチーズを堪能する。


Zuppetta di 
Vongole e Cozze
アサリとムール貝のスープ仕立て。
小さなホタテの稚貝も入っている。



「クロスターチェ(甲殻類)」と言っていた。
スープのダシのことか?
時間をかけて深みを出す。
早口でイタリア語まじりの説明は。
解読に一苦労するが料理はうまい。


Polpo con 
Patate e Fagiolini
タコとじゃがいもとインゲンの温製サラダ。
じっくり茹でられたタコは
信じられないくらいやわらかい。



野菜とのマッチングも最高。
前菜4品全部正解だったが
中でも出色の味。


ご一緒した豚ちゃん天使さんは
最近ブログをはじめたらしい。
その名も豚ちゃん天使のブログ


ケータイでバシャバシャ撮る。
いずれこの店も登場するので
ぜひチェックしてもらいたい。


売れっ子作家のA氏はなぜか
料理の写真を撮る私を写真に撮る。
結果的に3人でバシャバシャ撮る。
はた目にはちょっと異様だと思う。


ハッピーバースデーの歌声が2度。
これももちろんイタリア語である。
気づけば周りの席が埋まってきた。


Risotto al Limone
レモン風味のリゾット。
初めて食べた。
確かにレモンの味がする。
さっぱりしたリゾット。



Trenette al Pesto
バジリコペーストソースのトゥレネッテ。
トゥレネッテは細めの平うち麺。
太くなればフェットチーネ
細くなればリングイネ



やはりじゃがいもとインゲン、
松の実とペコリーノチーズ。
見た目ほど単純な味ではない。


スズキとアイナメの香草焼き
いきなり日本語ですいません。
今日のセコンドは魚料理で。
左がスズキ、右がアイナメ
どちらも豊満な白身のお魚。



ココアのコロネ
デザートは10種類ほど
いかにもお菓子っぽい。



カプチーノ
何の変哲もないが
写真がきれいに撮れたので。



もうひとりは専業主婦のSさん。
昔は同じ職場で働いていた人だ。


4人の中で一番付き合いの浅い
私と豚ちゃん天使さんとでも21年。
A氏やSさんとは入社以来で24年。
A氏とSさんとのつき合いは26年。


四半世紀に及ぶつき合いの仲間が集まって
子供の幼稚園がどうしたなどと盛り上がる。


ワインとシャンパン。
4人で26,000円。
相変わらずリーズナブル。


結局帰りがけには店も満席で
入り口で待っている人もいた。
教えたくない店をまた教えてしまった。
トラットリア・デッラ
ランテルナ・マジカ
03−6408−1488