三宿・八百七

中居正広主演「私は貝になりたい」で
丸刈り割引」の実施が発表された。
丸刈りなら1000円で入場できる。
これは思わぬ広がりを見せるかも。


さて、三宿の「八百七」である。
三宿と言っても奥まった住宅街だ。
豚しゃぶと旬の惣菜をそろえる店。
控えめな看板に小さな灯がともる。



4人がけと2人がけのテーブル。
16人でいっぱいになってしまう。
それだけにいつ来ても満員だという。


いちぢく黄味酢がけ
いちぢくの甘みと
黄味酢の酸味とが
ほわほわと混ざる。
経験のない食感と味わい。



生ハム入りポテトサラダ
ただのポテトサラダではない。
生ハムのおいしさもしっかり。
細かいところに気が利いている。



砂肝と胡瓜のピリ辛
これはクセになる。
是非試して欲しい。
砂肝の歯ごたえも良。



青山にやさい料理の店がある。
「正」と書いて「ごかく」と読む。
旬の食材特に野菜にこだわって
繊細なメニューを出すらしい。


「八百七」は実はその姉妹店。
いちぢく、ポテト、胡瓜と
やさい系食材を大事にする
そのコンセプトは共通である。


鶏モツの生姜煮
あっさりと食べやすい。
鶏モツをとても上品な
酒の肴に仕立て上げた。



そこそこ年輩の客が目立つ。
それも居心地の良さの原因か。
西麻布に比べ三宿や三茶は
われわれ世代に優しい町だ。


無理に友達をふやすこともなく
逢いたい人と逢えば良い。
無理に盛り上がることもなく
話したい話をすれば良い。


豚しゃぶ
4人だったので2人ずつ
コースの豚を変えてみた。
豚肉各種のオンパレード。



宮崎はまゆう豚
宮崎豚の高級ブランド。
手前が三枚肉、奥がロース。
しっかりした味わいの豚肉。



原種豚
日替わりの原種豚。
手前が沖縄産の
やんばる島豚肩ロース。
真ん中が埼玉産の
チェリーポーク三枚肉。
奥が同じく肩ロース(たぶん)。



牛肉にも勝るこってり感。
値段もこちらがさらに上。


野菜
このみずみずしさを見せられ
野菜を大事にしていると思う。



豚つくね
鶏ではなく豚つくね。
きめの細かいつくね。
団子にして鍋の中に。



ごはん
雑炊にはしないで
白飯に汁をかける。
ことのほかうまい。



最近牛しゃぶより豚の方が
うまいと思うようになった。
豚肉は確実に進化している。


ひとつには年のせいもある。
豚しゃぶはとても体に優しい。
なぜか脂身でもムカつかない。
さらに豚しゃぶが好きになる。


4人で3万円少々。
気取らず仕事がしっかり。
気配りも手際も見事に。
常連になりたい店。
八百七
03−5430−1831