六本木・ユニオンスクェア

村上春樹の新作「1Q84」読んだ?
早くも90万部を突破したそうです。
寡作のあまり期待感ばかりがつのる。
つまらなかったら7年間遊んでいたと。


さて、ユニオンスクェア東京である。
六本木ミッドタウン1階のレストラン。
少し寒いのを我慢してテラスに陣取る。



予約の時に主旨と予算を言ったら
青柳支配人が相談に乗ってくれた。
ワインをなるべく多めに楽しむため
アラカルトで値段を抑えて構成する。


青柳支配人は笑顔が素敵なイケメン。
「リクエストには何でもお応えします。」
お客様に対してその姿勢を崩さない。
確かに目は行き届いていたように思う。


前菜1
マグロとアボガトのタルタル
西洋ワサビのソース
NYの定番メニュー
イメージどおりの味。



何しろテラス席で真っ暗なので
フラッシュ撮影をご容赦ください。


前菜2
フォアグラのソテー
値段抑え目といいながら
こういうものを入れてくる。
ちょっとした計算を感じる。
でもうまかったからいいか。



入り口のバーカウンターの天井には
本店のモノクロの写真を飾りつけた
巨大なシャンデリアが誇らしげに下がる。
内装やロゴなど本店をベースにしつつ
東京のオリジナリティを追求している。


イタリアンに近い構成ではあるが
魚介や肉のグリルメニューが得意技。
大きなハンバーガーが名物でもあり
アメリカン」という見出しを初めて採用。


パスタ
トマトとアンチョビの
カッペリーニ
カッペリーニは極細のパスタ。
天使の髪の毛という意味だと。
サラッといただく上品な一皿。



ご存知本店はNYのユニオンスクェア。
その名も「ユニオンスクェアカフェ」。
アメリカ版ザガット・サーベイの常連
全米でナンバー1に輝いたこともある。


1985年にオープンして以来評判に。
ロバート・デ・ニーロが座っていそうな
いかにもNYらしい雰囲気の家庭的な店。


4階のイタリアンのボタニカには
何回か来たことがあると話したら
青柳支配人が闘志を燃やして来た。
「ボタニカなんか行けなくなるくらい
ご満足いただくようサービスします!」


ユニオンスクェアのイメージではない。
やり手営業マンのようにグイグイ来る。
アメリカのソフトに日本流サービスか。


魚料理
マグロのグリル
軟白ねぎとガーリックチップ
NYのシグネチャーメニュー。
特殊な方法で栽培した白くて細い
軟白ねぎ。マグロとの相性が良い。



肉料理
魚で終わりかもと思わせて
肉が出てくるとうれしい。
福岡産の古野牛と言っていた。
月に2度ほど仕入れるが
3日でなくなってしまうとか。
確かにやわらかくてうまい。



ワインもじゅうぶんいただいて
コーヒーとデザートもいただいて
予算をわずか80円だけオーバー。
実に見事なコーディネートでした。


当初エディ・マーフィーに似た黒人の
愛想の良いフロアスタッフが1人いて
店のアイコンの役割を果たしていた。


今日は見かけなかったが休みなのか。
ギャラが高くてリストラされたのか。
ユニオンスクェアの看板を借りて
東京は東京がんばって行く・・。
ユニオンスクェア東京
03−5413−7780