新大久保・松屋

上海の美人車掌がネット上で話題に。
乗務する路線バスに乗客が殺到した。
「美人すぎる市議」「かわいすぎる海女」
に続く近頃ちょっとブームな美人ネタ。


さて、新大久保の韓国料理「松屋」である。
グローブ座でおすましでショーを見た帰り。
駅の横の路地を抜けて職安通りを目指す。
国際色豊かな飲食店や連れ込み旅館が並ぶ。


職安通りを左折して明治通りのほうへ。
タイ語やハングル文字が看板に躍る。
食材屋や雑貨屋などジャンキーな店。
ドンキ・ホーテもその中で違和感がない。


2階の軒に届くくらいの大きな看板が目印。
「当店には支店はございません。」
大書された自己主張が競争の激しさを物語る。



かなり大きな一軒家全体が店である。
A館の大広間と後から増築したB館。
玄関先のデッキにも数卓のテーブル。
2階にも座敷があって相当な大箱だ。


ナムル盛り合わせ
お通しのカクテキとナムルで乾杯。
生ビールが見る見る空いてしまう。



ネギチヂミ
皿からはみ出るくらいの巨大チヂミ。
上にタレの小皿を乗せて出てきた。
熱いうちにハフハフ言いながら食う。



この大箱が満員の客で賑わっている。
客の間を割って店員がキビキビ動く。
最近は2時で閉店するとのことだが
5時まで営業していたこともあった。


イカ炒め
店員のお姉さんのおすすめ。
イカと玉ネギと長ネギとキャベツ。
区別がつかなくなるヴィジュアル。
濃厚な辛いタレが食欲を刺激する。



春雨炒め
こちらもお姉さんのおすすめ。
どのメニューもとても盛りがいい。
人数が多いほうが楽しみが広がる。



飲み物は途中からマッコリにシフト。
大をたのむと大きなやかんで出てくる
小をたのむと小さなやかんで出てくる。


韓国産の濁った酒は意外に飲みやすい。
ドクドクとワイルドに茶碗に注ぎこむ。
ガブガブとあおるとたちまち酔っ払う。


カムジャタン
松屋カムジャタン
カムジャタン松屋か。
誰もが注文する超定番。



じゃがいもと豚の背骨肉。
といってもほとんどが骨。
へばりついたわずかな肉を
親の敵のように執拗にしゃぶる。


カニを食べる時のような沈黙。
だがやめるわけには行かない。
手も口もベタベタに汚れるが
食べきった時の達成感は大きい。


エキスがスープに溶け込む。
ズルズルと音を立てて飲む。
辛さと熱さで汗が噴き出す。
汗をぬぐってまたビールを飲む。



最後にご飯でおじやを作る。
卵とごま油で水気を飛ばし
少し焦げるくらいに炒める。
エキスがご飯に乗りうつる。


マッコリを大きなやかん2杯。
気づいたら2時になっていた。
たっぷり食べて5人で2万円。


雰囲気や体裁とは無縁の空間。
黙って骨をしゃぶっていても
大丈夫な相手を選んで行くべし。
松屋
03−5155−3561