六本木・An

「踊る大走査線3」来年7月に公開決定。
織田裕二演じる青島刑事は係長に昇進。
いかりや長介演じた和久は病死の設定。
前作は映画興行収入170億円を超えて
今も邦画の実写版として史上最高記録。


さて、六本木の焼肉「An」である。
東京ミッドタウンのレジデンスの隣
そびえ立つ高層ビルに囲まれる一角。


4階建てのビルの2階分が焼肉屋である。
昔は焼酎の「真露」がスポンサーとなり
真露ガーデン」の名前で営業していた。
一年ほど前に今の店に変わったと思う。


プロデューサーはタレントの堺正章さん。
テレビの料理番組でも腕をふるう「巨匠」が
素材や調理法から食のスタイルに至るまで
新しくて独特なコンセプトを打ち出している。



とにかく店が広いことにまず驚かされる。
1階はカジュアルなカウンターとテーブル。
2階は鉄板焼きといくつもの個室が並ぶ。
両方あわせると100人を収容する大箱だ。


キムチ盛り合わせ
白菜、キュウリと
セロリとゴボウ
ゴボウのキムチがいける。



厚切りレバ刺し
スライスでなく角切り。
サクサクと食感を楽しむ。
店のオススメは確かにうまい。
このあともう一人前お代わり。



刺身ミックス
センマイ、センボンスジ(スネ)
赤身、特選カルビをすべて生で。
ワサビや生姜で自由に味付けする。



堺正章さんは今でも月に何回か訪れるとか。
その時はスタッフにも緊張感が漲るという。
肉の味付けからデザートのラインナップまで
気がついたことをスタッフに指摘するらしい。


とにかく古い焼肉屋のイメージを払拭して
新しい食のエンターテインメントを目指す。
堺さんお気に入りのメニューなどもあり
折にふれてスタッフが耳打ちしてくれる。


豚足
箸やすめにコリコリと。
見た目もきれいな豚足。



海の幸のチヂミ
フワフワの厚いチヂミ。
玉子焼きをいだだくよう。



キノコ盛り合わせ
エリンギ、シイタケ、
エノキ、シメジ。
大きいものは割いて網で
小さいものはホイルに乗せて。



納豆ユッケ
店のイチオシ。
大粒の納豆が
ユッケに合う。
創造性あふれるメニュー。



創造性といえば巨匠の番組も創造性あふれる。
チューボーですよ」も放送開始から15年。
軽妙なおしゃべりと鮮やかな(?)手さばき。
毎度お約束の展開だが新鮮さを失っていない。
笑って見ているうちに料理が完成してしまう。


赤身ミックス
手前からハラミ、ロース、カルビ。
焼肉の部位を知るのには
これだけでもじゅうぶん。
でも今夜はこれでは終わらない。



一頭盛り
ていねいな名札のとおり。
肩シン、ミスジ、サーロイン
ハラミ、トモサンカク、イチボ。
見事な刺しそそるディスプレイ。
雑誌から飛び出したような一品。



ホルモンミックス
さらに部位のオンパレード。
手前からシマチョウ、
コプチャン、上ミノ。
本当に一頭食べた気になる。



沖縄県産黒毛和牛「もとぶ牛」を一頭買い。
これも堺さん自身が推薦しているとの事。
ホルモン以外の肉は味付けなしで供される。
肉本来の旨味を味わってもらおうとの配慮。
塩・コショウやタレをお好みで使い分ける。


海鮮盛り
ようやく肉じゃないものが。
海老、かに、イカ、ホタテ。
新鮮な海の幸をふんだんに。



一頭盛り2
と思ったらまた肉が来た。
さっきの盛り合わせでは
カバーできなかったのか。
さらに3品追加で運ばれた。


三角バラ、ランプ、
トモサンカク。
もう何がなんだか。



冷麺
一応シメの一品。
他に石焼ビビンバやカレーも。



An杏豆腐
店の名を冠した
自慢のAn杏豆腐
堺さんのアイデアなのか。



圧倒的な肉の質と量。
せっかくだからと食べ続け
ほとんどの部位をいただく。


少し予算をオーバーしたが
どれも安定感があってうまい。
巨匠に会ったら感想を言おう。
炭火焼肉An
03−6890−0065