大森・とん兵衛

フランス社会党の時期大統領候補
ストロスカーン氏逮捕で政界に激震。
IMF専務理事も務める政財界の重鎮。
NYのホテル女性従業員に暴行の容疑。


さて、大森の焼きとん「とん兵衛」である。
例によってTプロデューサーのとっておき。
「酒場放浪記」の吉田類さんも訪れている。
創業昭和31年の知る人ぞ知る老舗である。


JR大森駅で降り繁華街を抜けて3分ほど。
大きくはないが堂々たる風格を感じさせる。
暖簾に「とん兵衛会一同」の文字が見える。
朽ちかけた「花春」の看板が逆にまぶしい。



カウンタのー横にテーブルが縦に3卓。
椅子は4つずつあるが正直かなりつらい。
カバンの置き場所を相談するほどの混雑。
おそらく毎晩こんな調子なのだと思われ。


お通し
ネギ味噌が一皿。
ビールにも合う。



塩こんぶキャベツ
キャベツのぶつ切りに
塩こんぶがかけてある。
ごま油が利いてうまい。
ちょっとした発明かも。



丸干し
焼きとんに行く前に。
よく撮れたので採用。



壁に部位のメニューがある。
品切れになると札を裏返す。
もともと入荷なしのものも。



おすすめは実は「すやき」と「たたき」
「すやき」はカシラを焼いてバラして
しょうが醤油をぶっかけていただく。
「たたき」はナンコツを砕いたつくね。


今回は取材が足らず食べなかった。
次回の宿題にとっておくことにする。


焼きとん1
まずはかしらとまめ。
まめとは腎臓のこと。
お母さんにすすめられた。



脂がのりまくってうまい。
見た目にもそれがわかる。
串は2本ずつで一皿5本以上。
通称ダブル縛りのルールである。


2代目店主が焼き手専門である。
奥さんは一品料理と接客を担当。
今日のおすすめは奥さんの役目。
3代目が飲み物の面倒を見ている。


アットホームな雰囲気で居心地が良い。
せまい店でお互い席を譲り合ったり
おすすめや品切れに一喜一憂したり
カウンター越しのお客も家族のよう。


焼きとん2
次にしろ、はつ、かぶり。
かぶりはおっぱいのこと。
おっぱいみたいに柔らかい。



焼きとん3
最後になんこつ、がつ、ちれ。
ちれはもちろん脾臓のこと。
絶品の焼き加減と歯ごたえ。



途中から仲間が一人遅れてきて
小さなテーブルに5人でかけた。


狭くても短時間なら苦にならない。
とん兵衛会の一員になった気分で
一人3000円で焼きとんをたっぷり。
財布にやさしい大森値段がうれしい。
とん兵衛
03−3761−2478