恵比寿・かどた

足がつって途中降板の涌井投手に
西武渡辺監督が体質改善を勧めた。
ミネラル補給やこまめな着替えと
暴飲暴食を控えるのがポイントだ。


さて、恵比寿の和食「食彩かどた」である。
なにしろ恵比寿駅改札から徒歩30秒。
星の数ほどのお店がひしめく激戦区で
圧倒的な地の利でまずは一歩リードする。


西口の交番の前から横断歩道を渡って
ソフトバンクのショップのビルの地下。
カウンターとテーブル合わせて18席。
小さな店はアッという間にいっぱいに。



先附
青豆豆腐。
青豆をすりこんだ
やわらかいお豆腐は
冷たくてさっぱりと。



お凌ぎ
鯵飯蒸し
歯ごたえのある鯵と
もっちりしたもち米。
食感も楽しい小品。



お造り
鰆、平貝、鯛、
そしてアオリイカ
本日のおいしいところ
エッセンスを少しずつ。



お椀
季節ごとに毎日空輸される天然もの。
夏のおすすめの鱧をさっそくお椀で。



春は京都山城の筍と玄界灘の鯛。
夏は瀬戸内海の鱧と常磐の鱸。
秋は土佐の戻り鰹と国産の松茸。
冬は山口の河豚と北海道のキンキ。


一年を通じてこだわりの食材が
手際良くかつ美しく調理される。
高級料亭で修業してきた技術が
今日も惜しみなく安価で供される。


社用で発達した和食へのアンチか。
最近そんな店が増えているのかも。
自腹やランチで食ううまいものが
日本の和食のすそ野を広げている。


炭火焼き
甘鯛の一夜干し
思わず目があった。
遠慮なく美味しくいただく。



強肴
一口そうめん。
ちょうどよい箸休め。



食べログでも3.77と評価が高い。
口コミはやはりほとんどがランチ。
銀むつ、紅しゃけ、鯵の塩焼き定食。
コスパを絶賛する記事があふれる。


ハイレベルで厳選された食材から
さらにおすすめを定食にして出す。
12時なるとリピーターでうまる。
激戦区で生き残る秘訣がそこにある。


油焼き
ダシで煮含めて鉄板で焼く。
ひと手間加えて奥深い旨さ。
今日は鴨と茄子とズッキーニ。
香ばしくてご飯が恋しくなる。



煮物
新玉葱の鉢蒸し。
典型的な和食コースの中で
玉葱の登場は結構新鮮かも。




しらす雑炊。
体に良さそう。



水菓子
生姜のシャーベット。
思ったより辛くてびっくり。



この地にオープンして今年で7年。
初めはそこいらの居酒屋のように
仕事帰りのサラリーマンが多かった。
最近になって女性客が増えたという。


おまかせコース10品のお料理。
お値段なんと5,250円なり。
このコストパフォーマンスは立派。
今度はぜひ昼定食もためしてみたい。
食彩 かどた
03−3780−1080