西麻布・に萬

なでしこジャパン国民栄誉賞
今朝の閣議で正式決定したとか。
過去18人の受賞者はすべて個人。
団体での受賞は今回がはじめて。


さて、西麻布の和食「に萬」である。
居酒屋とも割烹とも家庭料理とも。
広い意味では和食だが洋食も出す。
カテゴリー分けが難しいタイプだ。


ここのところ西麻布に行くことが多い。
この前記事を書いた「二戀」の向かい。
(変換できないのでまた手書き入力)
こちらは実に殺風景な雑居ビルの2階。



靴こそ脱がないがマンションの一室のよう。
リビング的なスペースに大きなカウンター。
奥に「厨房」というよりさりげない「台所」。
小部屋の中にテーブルと椅子が無造作に並ぶ。


蒸し鶏の葱だれ
前菜はおまかせで。
カウンターの大皿や
厨房からとっておきを。



冬瓜の煮物カニあんかけ
ひと皿がとても小さくて
いろいろ食べられて楽しい。



穴子とトウモロコシの天ぷら
特別なメニューではない。
むしろどこにでもあるもの。
それでも美味しいと感じる。



オーナーは小石原宣子さんとおっしゃる
その世界では知られた料理研究家である。
広尾の住宅地で料理教室を開いていた。
やがて実践の場として西麻布に店を出す。


店は「萬」と名付けられた家庭的なバー。
もともと顔の広いオーナーの店なので
各界からセレブ・著名人が多く集まる。
界隈でよく知られたスポットになった。


「萬」の2号店にあたるので「に萬」。
もう少し料理に比重がかかった店に。
飾らない店に似合わないうまいもの。
小石原さんの研究ラボのような存在。


茄子の揚げだし
なおも普通のメニューが続く。
ビールもワインも日本酒もあう。



餃子
この餃子が何気にうまい。
必ず食べると言う人もいる。
餃子好きに教えてあげよう。



コロッケとビーフカツ
何が出るかとかまえているところに
素朴なものが出るからうまいのかも。



オーナーの娘さんは小石原はるかさん。
やはり有名なフードライターである。
オーナーの人脈もあり場所柄もあり
芸能界のえらい人もたびたび訪れる。


遅くまでやっていて食事もできて
ひっそりと小さくて隠れ家的な店。
たしかに業界人には居心地が良い。
ただしハチあわせには注意が必要。


あんかけ焼きそば
手の込んだあんかけ焼きそば。
飲み飽きた真夜中にハマる味。



カレーライス
とどめのカレーライスは
具がなくてスープみたい。
いくらでも入るのが不思議。



ワイン3本で3人で5万円ほど。
腹は一杯だが少し飲みたりない。
オーナーに誘われるまま「萬」へ。
まんまと営業トークに乗せられる。
に萬
03−5467−6015