三軒茶屋・床島

フェイスブックがついに上場を申請。
世界で8億人が利用するSNS最大手。
50億ドルを調達する超巨大な上場。
株式市場の追い風となるか期待は大。


さて、三軒茶屋の焼き鳥「床島」である。
246と世田谷通りに挟まれた三角地帯。
曲がり角を一つ間違うとわからなくなる。
ぐるぐる回って元の場所に戻ってしまう。


古くからある居酒屋やスナックにまじって
この辺に店を構えるチャレンジャーも多い。
地味ながら夜中も人通りの絶えない地域。
「床島」も今や予約必須の繁盛店になった。



外から丸見えのガラス張りの洒落た外観。
厨房を囲む大きなコの字型のカウンター。
開放的でモダンな店内には女性客も多い。
スタッフと相談しながらメニューを決める。


ささみのくんせい
長持ちしてつまみに最適。
ビールが進む数量限定品。



レバースモーク
燻した香りがホワンと。
それだけで一杯いける。



丸ごと仕入れた鳥を店でさばいている。
調理師免許だけではそこまでできない。
「食鳥処理衛生管理者」というらしい。
どの部位も新鮮でひとしくうまい理由。


焼き鳥の写真を撮りたいとお願いしたら
照明が当たる所にディスプレイしてくれた。
最近はそんなお客さんも多くなったのか。
いちいち断らなくてもお店が心得ている。


ハツ
心地いい歯ごたえ。
小ぶりで上品な串。



ハラミ
脂のりまくりのハラミ。
好きな人はたまらない。



ひざナンコツ
普通のナンコツと違うのか?
コリコリでしかもジューシー。



ちょうちん
口の中で割れる瞬間が
エンターテインメント。



後輩のN君はデジタルコンテンツの担当。
今のテーマは食のソーシャルネットワーク
うまいものの写真をあげて友達とつながる。
最近も新しいアプリをリリースしたばかりだ。


グルメ雑誌やライターさんの協力を得て
初期のアクセスをあげようと懸命である。
「先輩もうまいものアップしてください」
それで仕事になるなら喜んでアップする。


水炊き
これはいわゆる裏メニューらしい。
前回隣の客が食べていたのを見て
N君が予約の時に発注してくれた。
他の客に見られてちょっと優越感。



野菜がたくさんとれてうれしい。
黄色はやわらかい沖縄の金美人参。
まわりが紫色なのは沖縄の紫人参。
あざやかな赤色は京都の金時人参


いろどりが美しいので
取り分けた写真も一枚。



最後は鍋にラーメンを入れてしめた。
人気の卵かけごはんという手もある。
メレンゲ状の白身をごはんに乗せる。
口当たりのなめらかな一杯も評判だ。


食べておいしいのは昔ながらの食文化。
最近はそれを写真に撮って二度楽しく
ネットで友達と共有してさらに楽しい。
N君の作ったアプリにもアップしよう。
床島
03−5486−3318