勝どき・ポンテレヴェトイオ

米男子ゴルフのアーノルド・パーマー招待で
2日目を終えタイガー・ウッズが首位に立つ。
石川遼も3オーバーでギリギリ予選を通過。
タイガーは過去この大会で6回優勝している。


さて、勝どきの「ポンテレヴェトイオ」である。
何度聞いてもこの店名が覚えられないけど。
駅を出てまず高層マンション群を見上げる。
海沿いの下町は今やちょっとした未来都市。


前を歩く二人連れもおそらく同じ目的地。
表通りの喧騒を離れて一本路地を入ると
勝鬨橋をかたどった看板が迎えてくれる。
ウォーターフロント(古い?)に似合う外観。



木の素材感を生かした内装がおしゃれ。
店の真ん中に大きなウォークインセラー。
ワインのボトルに囲まれた幸せな空間。
今夜は15人でぜいたくな貸し切りの宴。


フォアグラのクレームブリュレ
濃厚なハンガリー産のフォアグラ。
三温糖を使って甘く焼き上げる。
こげめの部分が香ばしくて最高。



特選信州サーモンと10種野菜の
ヘルシーコンプレッセ
つなぎを使わずにギュッと押しつぶす。
中味はぎっしり見た目も鮮やかな一皿。



まだ30前かと思われる若い高村シェフが
長野県出身なので信州の食材が多いとか。
この店の前は都内のホテルで腕を磨いた。
ていねいなつくりと綺麗な盛りつけに感心。


築地よりノドグロの姿まるごとカルパッチョ
柚子胡椒の風味がピリッと利いてうまい。
ノドグロはその名のとおりのどの奥が黒い。
余談だがサヨリは外見はとても美しいのに
内臓が黒いからハラグロと呼ばれるらしい。



濃厚ボロネーゼたっぷりのラザニア
隣のテーブルに皿がサーブされて
むせるようなチーズの香りが漂う。
食欲中枢が刺激されて唾がたまる。
パブロフの犬になった気分である。



フェースブックを起点に集まったくいしんぼう。
飲むわ食うわしゃべるわ写真撮るわで大忙し。
料亭やホテルなどその道のプロの方々も多い。
シェフもこの顔ぶれを満足させるのは大変だろう。


アマダイのサクサク松かさ焼き
うろこを残してカリカリに焼く達人技。
マッシュポテトと合わせてさらにうまい。



豪州仔羊の厚切りシンプルロースト
スッと切れる信じられない柔らかさ。
つけ合わせのポテトがまたもうまい。



特選蓼科牛フィレ肉一本塩パイ包み焼き
まわりを牛皮の脂でくるんで塩で包む。
水分が逃げずジューシーさが保たれる。



ワサビと大葉でさっぱりといただく。
羊のあとでも牛が美味しく食べられる。
味つけをガラリと変えてくれてるから。
ワインも進み饗宴はクライマックスだ。



シェフの術中にはまりすっかり大食らい。
ところがこの後ほとんどの人が2次会に。
これでも飲み食いが足りないというのか。
げに恐ろしきくいしんぼうの世界である。
ポンテレヴェトイオ
03−6692−8440