青山・亜細亜割烹蓮月

ノーベル文学賞に決まったボブ・ディラン
相変わらず受賞についてコメントしていない。
スウェーデン・アカデミーには一部不満の声
12月10日の授賞式を無事迎えられるのか。


さて、青山の「亜細亜割烹蓮月」である。
「世界中華料理チャンピオンが作る餃子」
「餃子に人生をかけた男」などと仰々しい。
ハードル上げてるけど大丈夫かと心配に。



乃木坂駅近く青山葬儀所の向かいだが
細い路地に入るので少し見つけにくい。
長いカウンターとテーブルがひとつだけ
中華屋というよりバーのような構えである。


搾菜
じゅうぶんに辛く
本気度を感じる味。


青唐辛子と胡瓜と香菜のサラダ
こちらはサッパリ
口直しに丁度いい。


那須の「餃子の師匠」のもとに弟子に入り
本場中国の料理人に囲まれ5年間修業
シンガポールの中国料理世界大会で優勝
満を持してこの店をオープンさせたという。


ただしシェフは普通の日本人のお兄さんで
見たところひとりで切り盛りしているよう。
聞けばなんでも教えてくれる気さくな人柄
タイトルの仰々しさはお店からは感じない。


特製手作り焼き餃子
もっちりした皮の食感と
ハッカクのような香辛料と
ほかで味わえない上品な餃子。


羊肉の手作り水餃子
さらにもっちりとした皮で
タレには黒酢が入ってうまい。
焼き餃子と水餃子2回ずつ発注。


メニューは餃子をはじめわずか5、6品
大体はじから一通りいただくことになる。
常連になると麻婆豆腐や豚肉炒めなど
その日の裏メニューが出てきたりする。


私たちは予約してテープルに陣取ったが
カウンターの客はお互い顔なじみが多そう。
中に入って酒を出すのを手伝ってみたり
シェフの家に遊びに来たような店である。


ジャンバオ茄子
茄子の炒め物が妙にうまい。
ご飯をいただきたくなる味。


ラム肉のいためもの
クミンのような生姜のような
少しクセのある味がたまらない。


チューボーですよ」や高田純次の「じゅん散歩」
とにかくテレビや雑誌に出まくっているらしい。
業界のお客も多いようだし芸能人の出没率も高い
カウンターの争奪戦はしだいに激しくなりそう。


タラコと干し貝柱の冷やしそば
さっばりした塩そばが〆にいい。


6人ですべてのメニューを2回ずつ食べた。
餃子は独特だがたまに食べたくなりそう。
知ってると人に自慢できそうな中華の店。
争奪戦が激しくなる前に行ったほうがいい。


亜細亜割烹蓮月
050−5589−5965