[美食道・居酒屋]恵比寿・さいき

豊洲市場への移転問題に揺れる都議会。
百条委員会の証人喚問で元市場長が
当時の石原都知事が決断したと証言。
石原元都知事の対応に関心が高まる。


さて、恵比寿の居酒屋「さいき」である。
言わずと知れた町内随一の名店である。
孤独のグルメ」シーズン4にも登場。
このブログで記事にするのは何回めか。



恵比寿の駅から歩いておよそ1分ほど
店は古民家風二階建ての一軒家である。
これは狙ってもできない完ぺきな外観
一見さんは戸を開けるのに勇気がいる。


店に入る時「お帰りなさい。」と言われる。
ちなみに出る時は「行ってらっしゃい。」
このたたずまい、この空気感、このひと言
すべてのお客にとって帰るべき場所なのか。


お通し3品
席料相当1300円で日替わりの三品
これだけでもじゅうぶんに楽しめる。


合鴨サラダ


筑前


ひらめ刺
今日は4人で来てひとりが遅れた。
遅れたひとりだけまぐろ刺だった。


もともと予約を一切受け付けない偏屈な店
出たとこ勝負で満卓なら諦めて他をあたる。
「さいき」に入れたらその日はついている
そんな店だと今まで思い込んでいたのだが。


営業時間を確認しようと食べログを見たら
「予約可」となっていたので電話してみた。


食べログを見たら予約可とあったので
電話したのですが…」と恐る恐る聞くと
「うちは食べログとは一切関係ないの。」
まずはきびしいお小言をいただきつつ。


でも予約を取らないわけではないと言う。
お願いしたら7時から4人で予約できた。
結論としては3人以上なら予約可である。
思っていたよりお客にやさしい店だった。


水なす


〆小肌


靴を脱いで奥の急な階段を上がると
二階の座敷二間に座卓が四卓あって
座卓の横には洋服ダンスなどもあって
生活感たっぷりの中飲むことができる。


海老しんじょう


鯨ベーコン


カウンターにはいつも若い女性スタッフ。
ただし3人のうち2人がおそらく外国人。


日本語の受け答えが少しだけおかしい。
ちなみに領収書に人数を入れてもらったら
「4人分」が「4人份」になっていた。
「さいき」にも国際化の波が押し寄せている。


アジフライ


おしんこ盛り合わせ


店を出て「縄のれん」と「吉柳」を見物。
古くからある立ち飲み屋は最近ビルに。
商店街のカレー居酒屋は朝まで超満員。
地元であるほどはやりの店を知らない。


恵比寿の街の古いものと新しいものと
またはオーソドックスとアバンギャルド
その振れ幅はみるみるうちに広がって
自分の位置を確認するのに手間取る始末。


さいき
03−3461−3367
(予約可)