四谷・源源飯店

宮崎県の新燃岳でまた爆発的噴火。
先月26日からの活発な火山活動。
爆発的な噴火はこれで4回目とか。
口蹄疫鳥インフルと悩み尽きない。


さて、四谷の中華「源源飯店」である。
駅から新宿通りを下ってすぐの雑居ビル。
しかもエスカレーターで8階まで上がる。
知らない人は絶対に入らない立地である。



一見どこにでもある街の中華屋さんだ。
食べログのポイントも3.08とごく普通。
ほとんどの人がランチの感想をコメント。
でもそれではこの店の実力はわからない。


実はどこよりもうまい上海蟹を食わせる。
食通の先輩が今回特別に教えてくれた。


酔っぱらい蟹
とっておきのメスの上海蟹
白酒や紹興酒に漬け込んだ。
茴香や丁字など薬味とともに。
ただしその詳細は企業秘密だ。



その漬け汁は甘くて苦くて苦くて甘い。
馥郁たる香りとともに口の中に広がる。


「中国飯店」「新世界菜館」「樓外樓」
世間で評判の上海蟹の名店は数あれど。
四谷の雑居ビルの普通の中華屋さんで
これが食べられると誰が想像するだろう。


海老チリ
上海蟹は保証するけど他は・・。」
さすがの先輩も自信がなさそうだが。
どっこいコースのランナップも立派。
豊満な海老がひとつどうだとばかり。



牡蠣の黒豆ソース
ピリッと辛みの利いたソース。
全体にしっかりとした味付け。



シェフは中国飯店にいらしたとか。
その時に様々なノウハウを習得し
自分の店でオリジナルに昇華させた。
絶品上海蟹のうまさは伊達でないぞ。


茹で蟹
こちらが調理前。



こちらが調理後。
みごとな茹で色。



細かくほぐして食べやすく。
足をもいでハイと渡される。
それを丸ごとしゃぶりつくす。
みんなが無口になる時間帯。



黒酢酢豚
ひとつのポーションがでかい。
出し惜しみしない感じがいい。
蟹だけでもだいぶ満腹な上に。



源源餃子
これまた大ぶりの焼き餃子。
餡のバランスも良くてうまい。



蟹味噌そば
シメは何かずっと予想していた。
チャーハンかはたまた焼きそばか。
ここでもう一度蟹に出会えるとは。
残ったスープに更にご飯を入れる。



穴場というのはこういうことかと実感した。
先輩は知り合いの寿司屋に教わったと。
先輩とまだ見ぬそのお寿司屋さんに感謝。
年に一回のお楽しみとして取っておこう。
源源飯店
03−5368−2388