赤坂・かっぱ亭

赤坂サカスのショップ&レストランがオープン。
マキシム・ド・パリ赤坂離宮などの飲食店に、
TSUTAYAやスタバなど、合わせて46店舗。
「このおしゃれな街、一体どこ?」って感じだ。



一応写真だけおさえて馴染の古い居酒屋へ。
名門だと勝手に思っています、「かっぱ亭」。
私が会社に入るずっと前から営業している。
でもネットで検索してもまずヒットしない。



ポテトサラダ。
じゃこオムレツ。
くじらベーコン。
居酒屋の基本メニューはここで教わった。
ご主人は昔に比べて恰幅が良くなったが、
作るものの味は変わらない。


地鶏のから揚げ
ご主人が「うまいよ」と。



春雨と野菜炒め
中華風の味付け。
さりげなさが良い。



白子ポン酢
見事な白子をペロリ。



エシャロットもろ味和え
焼酎が進む一品である。



こうしたメニューがタッパウェアに入って
カウンターにところ狭しと並べられる。
それ以外にもちろん、刺身を切ったり
焼き物や炒め物をするので品数は多い。
壁のホワイトボードにびっしり書かれている。



昔、赤坂には個性的な店が多かった。
「蜜蜂」や「エリーゼ」といった定食屋。
覚えている人は、ほとんどいないだろう。
安くて盛りが多くてADには必須だった。


「憩」という喫茶店は作家さんの仕事場。
打ち合わせしたり、原稿をもらいに行ったり。
会社の中にいるより、はるかに仕事が捗った。


今は亡き赤坂の名店といえば・・
とんかつの「さん亭」、ステーキの「才谷屋」、
中華の「青冥」、「珍楽」など枚挙に暇がない。
近くて便利な上にどこも実にうまかったのだ。
何でもうまく感じていただけかも知れないが。


その頃からおよそ20年・・
マキシム・ド・パリ」や「赤坂離宮」が
夜の街に煌々と光を放ち、若い客たちを誘う。
赤坂サカスのオープンに際し「かっぱ亭」で
そんなことを考える私はもしかして天邪鬼?


しいたけと豚肉炒め
最後に一品だけ作ってもらう。
ちょっと濃い目が店の持ち味。


首相官邸議員宿舎も近い赤坂山王下。
かの小沢一郎など、国会関係者も多い。
カウンターに小沢一郎インパクト大。


今夜はさる著名なキャスターを見かけた。
生放送前に打ち合わせを兼ねた食事か?
お茶を飲みながらでよく我慢できるな。
と、妙なところに感心する。


焼酎一本入れてふたりで11,000円
この場所でこの値段はがんばっている。
タコ社長似のご主人にエールを送りたい。
かっぱ亭
03−3583−4970