門前仲町・富水

米MS社4月〜6月期で過去最高益。
「7」が好調なウィンドウズ部門や
ソフト投入したビジネス部門に加え
新たにクラウド部門も好業績に貢献。


さて、門前仲町の居酒屋「富水」である。
「富岡水産」が経営する魚で知られる店。
地下鉄駅から永代通りを木場方面に進む。
路地を入ると魚屋のショーケースがある。



永代通りの反対側に「魚三酒場」がある。
どちらも魚河岸系居酒屋を極める名店だ。
「魚三」は「酒場」で「富水」は「食堂」である。
昼定食にもファンの多い下町の大衆食堂。


刺身盛り合わせ
ひかりものを特集してみた。
釣りアジ、イワシ、カツオ。
いずれも肉厚で抜群にうまい。



マグロカマ
大ぶりのマグロカマは
ほじってもほじっても。
時間が長く持つスグレモノ。



間口は狭いが中は意外に広い。
軽く40〜50人は入りそうだが
テーブルはすでに予約で満杯。
やっとのことで5席を確保した。


路地の向かいにももう一軒ある。
魚屋の横が本館、向かいは新館。
安定した人気がうかがえる大箱。
ちょっとした富水ゾーンである。


かき揚
桜エビのかき揚げは
いろどりも鮮やかで
サクサクの食感が楽しい。



焼酎
店の名を冠した「富水」をロックで。
スッキリと飲みやすい麦焼酎



GM社のS取締役がついに到着した。
S取締役は昔から青魚が苦手である。
赤坂で大人気會水庵のイワシ丼も嫌う。
食べた後ゲップに残るのが許せないと。


ブログにたまに青魚のことなど書くと
「生臭い!」と余計なコメントを寄せる。
彼が富水のアジフライは別格だと言う。
今日はその検証のために5人も動員した。


アジフライ
確かにうまい。
アツアツでサクサク
プリプリで食べがいがある。
タルタルのあんばいもいい。



タマネギフライ
アジフライの勢いで食べる。
ビールにも焼酎にもよく合う。



突然ですがここで漢字クイズです。
「魚へん」に「春」「夏」「秋」「冬」
あなたはいくつ読めるだろうか。
「春」は「さわら」「秋」は「かじか」
「夏」は「わかし」ぶりの稚魚である。
「冬」は「このしろ」にしんのなかま。


こんなものはまだまだ序の口。
魚屋としてのプライドがある。
壁に貼ったメニューも挑戦的だ。
これはいくつ読めるだろうか。



正解は右上から横に
「鱵」 さより
「魬」 はまち 
「鰮」 いわし
「鰯」 これもいわし
「鰤」 ぶり
「鰖」 たかべ
「鰰」 はたはた
「魣」 ごめんなさいわからない。
「鯡」 にしん
「魚」 に「衣」か「花」?
    これは変換もできない。

「鰑」 するめ
「鱚」 きす
「鯒」 こち
「鰙」 わかさ 
「鰧」 おこぜ


追記:後日、同期の漢字博士のIくんから
「魚へん」に「予」は「たなご」の俗字ではと。
本来は「魚へん」に「輿」だが音が同じ「ヨ」なので
代わりに使われているのではないかとの解説でした。
ご指摘ありがとうございました。


ヒラメ刺身
コシのあるヒラメの刺身。
これはアジフライの余韻。



子持ち昆布
これがまた評判がいい。
ギュッとつまって濃密。



メニューの読み方を店員に聞くと
立て板に水のように答えてくれる。
あまり速いので全く覚えられない。
記事のために自分で調べる羽目に。


ちなみに生ビールは琥珀エビスのみ。
麦焼酎の「富水」も安い酒ではない。
5人で焼酎一本で21000円なり。
他所では学べぬ漢字勉強代込みだが
下町の居酒屋にしては良い値段かも。
富水
03−3630−0697