新宿三丁目・あいうえお

いきものがかりが五輪テーマ曲を披露。
総尺7分40秒の大作「風が吹いている」。
期間中NHKの関連各番組で露出する。
「思い入れから長くなってしまいました。」


さて、新宿三丁目の居酒屋「あいうえお」である。
有名な画材屋「新宿世界堂」の陰に隠れるように。
御苑側にまわりこまないと店があるとわからない。
近所の小劇場の帰りに寄るのにピッタリの立地だ。



カウンターと4人がけのテーブルが3卓。
店は映画のセットのようにすすけている。
年季の入った壁に年季の入ったメニュー。
中には判読不能で注文できないものまで。



活蛍いかづけ
塩辛と同だな
酒が進む塩味。



ぼら刺身
ほんのり赤みがかって
コリコリの食感でうまい。



ししゃも天ぷら
尻尾をつまんで
マヨネーズつけて
スナック感覚で。



チューボーで元気なお母さんが調理する。
カウンター越しに客と大声で話しながら。
フロアーの担当はどうやら息子さんらしい。
家族経営で創業30年を超える老舗である。


牡蠣のドンドン焼き
お好み焼きみたいなルック
よく見ると牡蠣が隠れてる。




しいたけのスクランブルエッグ
素朴でうまい当店の名物だ。
ご飯のおかずにしたい一皿。



ゴーヤチャンプルー
アンがたっぷりトロトロの絶品
しっかり苦い本格派南国の味。



居酒屋なのにランチも営業するらしい。
ユッケの丼やユニークなカレーが評判。
マグロカツカレーに青柳天ぷらカレー。
創意工夫にあふれるが味はわからない。


さつま揚げじゃこ天
アツアツ濃い味でうまい。



筍ピーマン炒め
胡椒バッチリ
ピリ辛中華風。



イワシの骨揚げ
店からのサービスで出てきた
これだけでいくらでも飲める。



邦楽のBGMが昭和の雰囲気を演出。
山口百恵「夢先案内人」のカバー曲。
「誰?」と聞いたら「bird」だと答えた。
どうやら息子のこだわりの選曲らしい。


冷たいうどん
あら汁をダシにしたと
言われて初めてわかる
ソーキそば並のコシが
飲んだ後にとても合う。



鳥軟骨唐揚げ
チューボーで揚げる音
ほんのりカレー風味で。



すべての客がお母さんと顔見知りの常連。
演劇のビラを置かせてもらいに来るタイプ。
実際店には夥しい数の映画演劇のビラが。
3人で9800円で仲間入りできれば安い。
あいうえお
03−3354−6064