品川・路地裏

石川遼池田勇太の陰に隠れがちだが
今田竜二が開幕から好調を続けている。
今週も8位タイで今期3度目のトップ10。
マスターズに向けて大いに期待が高まる。


さて、品川の居酒屋「路地裏」である。
昭和が香る港南商店街のど真ん中。
文字通りの「路地裏」を地で行く立地。
ベタな命名に独特のセンスを感じる。


ソニーにキャノンに三菱重工に・・。
世界に冠たる日本企業の高層ビル群。
そのふもとに寄り添って立つ商店街。
一度迷い込んだら抜け出せないかも。



夕方5時の開店とともに中になだれ込む。
せいぜい20人も入れば一杯の小さな店。
テーブルもカウンター席もすぐに満卓に。


レバ刺し
フレッシュなレバ刺し。
形にならないトロトロ。



他にセンマイやホルモン。
黒板のおすすめメニュー。
刺しは和牛と書いてある。
他はどこの牛なのだろう。
メニューもどこかベタだ。



激辛牛すじ煮込み
道場六三郎が絶賛したとか。
テレビ番組の取材で訪れた。
和の鉄人とホルモン居酒屋。
ミスマッチがかえって信憑性を増す。



辛さはさほどでもないが
エスニック風味でうまい。
そこはかとなくアジアン。
厨房の中は全員がタイ系?


ベタな店名にベタなメニュー。
「サクラ」だとか「フジ」だとか
海外の日本料理屋の雰囲気だ。
日本人には出せない味わいが。


居酒屋が18軒。焼肉屋が5軒。
コンビ二やパチンコ店などなど。
50軒ほどの店がギュッと集まる。
ちょっと応援したくなる港南商店街。


カルビ鉄板焼
スタミナ定食を思い出す。
落とし玉子とタマネギ。
タイ人が作っているのに
何故か懐かしい味がする。



カルビ串焼き
串も各種取り揃える。
中でもカルビは絶品。
ボリューム満点の串。
2人で1本でも十分。



中央卸売市場の食肉市場センター。
いわゆる「芝浦と場」が目の前に。
一日に900頭の牛を解体できる。
東京の食肉市場を支える屋台骨。
新鮮で安い食肉ルートが保証される。


特大チキンカツ
おなかいっぱいなのについ。
「特大」の文字に惹かれて。
確かに「特大」だが味も抜群。
ごはんが欲しくなる一皿。



コロッケ、ハムカツ、ポテトサラダ。
普通の居酒屋メニューもいろいろ。
2人で6,000円も食えば満足できる。


お客の日本語と厨房のタイ語が混じる。
全ての客が韓国風の煮込みをつまみに
ビールやホッピーや日本酒を飲む。
小さな店の中でアジアがひとつになる。


日本企業はすでに成長に成長を続け
摩天楼はこれ以上伸びることがなく。
タイ人の和風居酒屋は異様な熱気で
この一角だけ高度成長が止まらない。
路地裏
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